楽天証券で高配当株投資を始める人が急増中！
でもどうやって優良銘柄を見つけたら良いの？
そんな悩みを解決します！
楽天証券には銘柄スクリーニング機能「スーパースクリーナー」がありますが、実は高配当株投資をするには使い勝手が悪いです😅
条件設定の仕方が高配当株投資向けではなく優良株の絞り込みが困難ですが、試行錯誤して個人的最適解を発見しました！優良高配当銘柄も多数見つかる究極設定（楽天証券アプリ iSPEED を使用）を公開します！
使い勝手の悪いスーパースクリーナー
楽天証券に口座開設すれば使えるようになるスクリーニング機能の「スーパースクリーナー」ですが、優良高配当株のスクリーニングにおいて使い勝手が悪いです。スマホアプリのiSPEEDで見ていきます。
検索タブからスーパースクリーナーを選択。詳細な条件設定を決めて優良株のスクリーニングをかけます。
優良高配当株のスクリーニングには１０項目程度の指標を分析する必要がありますが、スーパースクリーナーでは５項目までしか条件追加ができません。しかも直近の業績がどの程度かの範囲を任意の数値で入力する仕様です。初心者には何を入れたらいいか全くわかりません。
結局、唯一わかりやすい配当利回り順でスクリーニングしてほぼ罠銘柄のゾンビリストができあがります。もしくは配当利回りランキングのようなところから危険なリストを持ってきて分析せざるを得なくなります。
高配当株においては長期に右肩上がりの業績や増配傾向が重要なのに、スクリーニング条件に設定できないのは致命的といえます。
優良銘柄が見つかる設定
高配当株投資の基本工程は、
1️⃣【初期スクリーニング】優良銘柄（金のニワトリ）リストの抽出
2️⃣【銘柄分析】IRBANKなどで詳細な業績分析
3️⃣【タイミング投資】割安なタイミングで買い付ける
4️⃣【メンテナンス】決算などを評価してポートフォリオを管理
5️⃣ 安定した配当金を永久に受け取り続ける
ですが、1️⃣の初期スクリーニングでつまずくとその先もおかしなことになっていきます。
この問題を改善すべく、高配当株投資初心者向けにスーパースクリーナーでも優良銘柄が見つかる設定を考えました。
優良高配当株の基準や分析方法は以下の記事を参考にしています。
投資する価値がありそうな優良銘柄が多数リストアップできたので参考にしてください！
初期設定部分に特別なことはありません。以下追加条件の設定です。追加条件の５項目に選んだのは、
・PER（８〜２５倍）
・配当利回り（２.５〜４.５％）
・ROE（５〜２０％）
・自己資本比率（３０〜９０％）
・過去５年増収比率（３〜５０％）
超優良を探すというよりは、明らかな罠を外していく方に重点を置いています。初心者の場合はとにかく罠を避けることから始める方が良いです。もちろんこのリストにも罠は含まれてしまっているので詳細分析は必ず必要です。数値の範囲は比較的広めに取りながら、じっくり分析していけるように１００銘柄程度に絞れる設定としています。
まずはPERを絞って明らかな割高銘柄（主に成長株）を省きます。優良な高配当株は成熟企業が多くPERも低めになりがちです。
PER？何それ？という方はこちらの記事も参考にして下さい↓
配当利回りは２.５〜４.５％の設定。私が数千銘柄以上を分析してきた経験上、優良銘柄はこの範囲に集約されています。高すぎる・低すぎる範囲はさっさと省いておきましょう。
ROEは最低ラインの５％を基準として業績が安定している企業に絞ります。ROEの場合は、今年の数値だけを見てもある程度評価しやすい項目です。必ずしも右肩上がりではなくても安定高水準ならOKです。
自己資本比率も最低ラインの３０％。安全性で言うなら４０％を下限でも良いです。あまり初心者向けではない景気敏感業種（不動産業や銀行業）が自然に省けるのも狙いです。
過去５年増収比率（３〜５０％）ではここ数年で好業績の銘柄に絞れます。あまりあてになる項目とはいえませんが、業績面での条件としてはこれが精一杯でした。
以上の５項目を追加で１０８件に絞れました。それでは実際にスクリーニングしてみましょう。
聞いたことのある名前も出てきたでしょうか？
個人的な分析結果からは、１００銘柄中１０銘柄くらいは買っても良さそうでした。
スクリーニングの後が大事
もちろん今回紹介した銘柄を全て買えば良いのではありません。まずはリストアップした候補の中からしっかり個別の銘柄分析をしましょう。
銘柄分析の方法や株の買い方がわからない方は以下の記事も参考にして下さい↓
高配当株投資を始めたい、なんとなく始めてみた、という方が増えています。でもとっかかりがわからずとにかくネットやYouTubeで紹介されたものを買うというケースも多いです。
他人ありきの投資なんてはっきり言ってナンセンス。情報がなくなったら高配当株は辞めるのでしょうか？そんなことにならないように自分で優良銘柄を見つける技術を身につけましょう。
スクリーニング設定も、銘柄分析に慣れてきたら自分流にカスタマイズしてポートフォリオに必要なものを探していく必要があります。今回はあくまで入り口として参考にして下さい！